子育て情報
第3回:おやつの与え方(量・時間・種類)
未就園児にとって「おやつ」は、単なる楽しみではなく、成長を支える大切な“補食”です。
1〜3 歳の子どもは胃が小さく、一度にたくさんの量を食べられません。
そのため、1 日 3 回の食事だけでは必要なエネルギーや栄養を十分にとれないことがあります。
おやつは、食事で足りない分を補い、生活リズムを整える役割も果たしています。
まず、おやつを与える「時間」についてですが、基本は 午前と午後の 1 日 2 回 が目安です。
・午前:10 時前後
・午後:15 時前後
この時間帯は、朝食や昼食との間隔が適度に空き、子どものお腹が空きやすいタイミングです。
時間が毎日バラバラだと、食事のリズムが乱れ、食べむらや偏食につながることがあります。
できる範囲で一定の時間にすることで、子どもは「今はおやつの時間」と見通しを持ちやすくなり、気持ちも安定します。
次に「量」についてですが、この時期は胃が小さく、3 回の食事だけでは十分な栄養やエネルギーをとれないためおやつで補う必要があります。
目安としては 100〜150kcal 程度。
例としては、
・小さめのおにぎり 1 個
・バナナ 1 本
・牛乳コップ 1 杯+ビスケット数枚
・さつまいもや蒸しパン少量
など、子どもの手のひらに乗るくらいの量がちょうど良いでしょう。
おやつを食べすぎると、次の食事が食べられなくなり、栄養バランスが崩れやすくなります。
子どもが「もっとほしい」と言っても、量を決めておくことで、食事とのバランスが保ちやすくなります。
「どんなおやつを選ぶか」も大切なポイントです。
おやつ=甘いもの、
というイメージがありますが、未就園児にとっては 栄養を補う“軽い食事” と考えると選びやすくなります。
おすすめは、
・おにぎり、パン、うどんなどの主食
・果物 ・牛乳やヨーグルト
・さつまいも、とうもろこし
・手作りの蒸しパンやおやき
など、体を動かすエネルギーになるものです。
一方で、砂糖や塩分の多いスナック菓子、ジュース、チョコレートなどは、特別な日のお楽しみとして少量にとどめると良いでしょう。
毎日続くと、味の濃いものに慣れてしまい、普段の食事が進みにくくなることがあります。
また、おやつの時間は「食べる練習の時間」でもあります。
・座って食べる
・手づかみやスプーンを使う
・食べ終わったら「ごちそうさま」をいう
など、食事と同じように丁寧に関わることで、生活習慣が自然と身について行きます。
おやつの時間は、親子のコミュニケーションにもぴったりです。
「おいしいね」「どんな味がする?」と声をかけながら食べることで、子どもの言葉や表現力も育ちます。
テレビやスマホを見ながら食べると、食べる量が分かりにくくなり、満腹感を感じにくくなるため、できるだけ避けると良いでしょう。
最後に、おやつは「楽しみ」であることも大切です。
栄養だけを考えすぎると、親も子も負担になってしまいます。
家庭のペースに合わせながら、無理のない範囲で続けていくことが、子どもの健やかな成長につながります。
おやつは、子どもの体と心を育てる大切な時間です。
量・時間・種類のバランスを意識しながら、親子で楽しいおやつ時間を過ごして行きましょう。
目次
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- 第1回:おむつ外しの始め方と進め方
- 第2回:1〜3 歳の発達と生活リズム
- 第3回:おやつの与え方(量・時間・種類)







