子育て情報
第4回:イヤイヤ期との向き合い方
1〜3 歳頃に多くの子どもが経験する「イヤイヤ期」。
保護者にとっては大変な時期に感じられますが、実はこれは子どもの成長に欠かせない大切なプロセスです。
自分の気持ちを表現し、やりたいことや嫌なことをはっきり示せるようになってきた証拠でもあります。
まずは「イヤイヤは成長のサイン」と受け止めることから始めましょう。
イヤイヤ期が起こる背景には、子どもの心の発達があります。
2 歳前後になると、自分の意思が芽生え、「自分でやりたい」という気持ちが強くなります。
しかし、言葉でうまく伝えられなかったり、思い通りにできなかったりすると、気持ちが爆発してしまうことがあります。
これは大人でも同じで、うまく言えない・できない状況はストレスになります。
子どもはそのストレスを「イヤ!」という形で表現しているのです。
イヤイヤが起こりやすい場面には共通点があります。
・眠い
・お腹がすいている
・疲れている
・気持ちの切り替えが難しい
・やりたいことを中断された
こうした状況では、子どもの心の余裕が少なくなり、イヤイヤが出やすくなります。
生活リズムを整え、睡眠や食事のタイミングを安定させることは、イヤイヤ期の負担を軽くする大きな助けになります。
では、イヤイヤが始まったとき、どのように関わればよいのでしょうか。
まず大切なのは、気持ちを受け止めることです。
「イヤだったね」
「自分でやりたかったんだね」
と、子どもの気持ちに寄り添う言葉をかけ共感することで、子どもは安心します。
気持ちを否定されると、さらに強く反発してしまうことがあります。
次に、選択肢を示すことも効果的です。
「赤い服と青い服、どっちにする?」
「先に靴を履く?帽子をかぶる?」
選べる環境があると、子どもは「自分で決められた」という満足感を得られ、気持ちが落ち着きやすくなります。
また、見通しを伝えることも大切です。
「あと 5 分でお片づけだよ」
「ごはんの後に公園に行こうね」
など、次に何が起こるか分かると、子どもは心の準備ができ、切り替えがスムーズになります。
それでも気持ちが爆発してしまうことはあります。
そんなときは、無理に止めようとせず、安全を確保しながら見守ることも一つの方法です。
泣いたり怒ったりしている間は、気持ちが整理できていない状態です。
落ち着くまでそばにいて、「大丈夫だよ」と安心を伝えるだけで十分です。
一方で、大人が疲れていると、子どものイヤイヤに余裕を持って向き合うことが難しくなります。
完璧に対応しようとせず、「今日はこれで十分」と思える範囲で関わることが大切です。
家族の協力を得たり、 地域の交流会などに参加し悩みを共有したり、乗り越えた経験談を聞いたりすると良いでしょう。
イヤイヤ期は、子どもが自分の気持ちを知り、コントロールする力を育てていく大切な時期です。
大人が寄り添いながら見守ることで、子どもは少しずつ自分の気持ちと折り合いをつける方法を学んでいきます。
大変な時期ではありますが、子どもの成長を感じられる貴重な時間でもあります。
無理をせず、家庭のペースで向き合って行きましょう。
目次
- HOME
- 第1回:おむつ外しの始め方と進め方
- 第2回:1〜3 歳の発達と生活リズム
- 第3回:おやつの与え方(量・時間・種類)
- 第4回:イヤイヤ期との向き合い方
- 第5回:夏の生活リズムと水分補給







